「“真水”で医療を救え?―診療報酬アップを求める現場の叫び」
🐼 ヘルスケアとお金に関わる難しいことをシンプルに解説します
おはようございます☀️ももんがパピです。
今日もヘルスケアやお金に関するニュースをわかりやすく解説して、読者の皆様方のヘルスリテラシー向上にお役に立てれば幸いです。
Contents
🩷今日のテーマに込めた想い
今日のテーマは、「医療機関を守るために“真水”を求める声が上がっている」というニュースです。
でも、「真水(まみず)」って聞くと、なんだかお風呂の話?と思っちゃいますよね。
実はこれ、**「ごまかしなしの、本物のお金を医療に投入してほしい」**という意味なんです。
最近、病院や薬局、訪問看護ステーションなど、医療を支える現場がものすごく苦しんでいます。
物価も人件費も上がっているのに、診療報酬(=病院が患者さんの診療で受け取る報酬)はほとんど上がっていない。
まるで、給料はそのままなのにスーパーの値段だけ上がっていくようなものです。
このままでは「医療の担い手がもたない」と、現場から悲鳴が上がっているのです。
そんな中、日本医師会など43の医療団体が集まって、政府に「本気でお金を出して支えてください」と訴えました。
つまり、「水道水じゃなくて、“真水”で!」というわけです。
📰こんなニュースをわかりやすく解説します
🗓 2025年10月14日のニュース
タイトル:「日医ら43団体が決議 25年度補正予算、26年度診療報酬改定“真水”による大規模で抜本的な対応を」
内容をかんたんに言うと──
日本医師会をはじめとした43の医療団体が、国に向けて次のような要望を出しました。
1️⃣ 医療機関の経営がピンチ。補助金や診療報酬の引き上げで早急に支援してほしい。
2️⃣ 2026年度の診療報酬改定では「大幅なプラス改定」を。
3️⃣ その財源は“真水”で──つまり、「本当に追加のお金」を出して支えてほしい。
医師会の松本会長は「これまでにない思い切った対応が必要だ」と強調。
病院の閉院、薬局の経営悪化、介護施設の限界…。
医療現場の「もうもたない!」という声が全国に広がっています。
🐼💬パンダ君とハムスターちゃんの会話で見てみよう!
🐼パンダ君:「ねぇハムスターちゃん、“真水で医療を支えて”ってどういう意味?」
🐹ハムスターちゃん:「うん、それはね、“借金とか帳簿上の調整じゃなくて、本当にお金を足してね”ってことだよ!」
🐼:「なるほど〜!でも、なんでそんなに困ってるの?」
🐹:「物価が上がって、病院の電気代も薬の値段も上がってるのに、国からもらえる診療報酬が増えないからだよ」
🐼:「そりゃ大変だ…。給食費が上がってもおこづかいが増えないみたいなもんだね」
🐹:「まさにそれ!しかも医療は命に関わるから、赤字だからやめるって簡単にできないんだよ」
🐼:「それで43団体が一緒に“なんとかして!”って言ってるんだね」
🐹:「うん。11月には“国民医療を守るための総決起大会”もあるんだって!」
🐼:「名前がすごいね…。でも、それくらい危機感があるってことかぁ」
✅① 医療の“真水”って何?――「見せ金」じゃ医療は救えない
“真水(まみず)”とは、本当に新しく追加されるお金のことです。
たとえば国が「医療に1兆円使います!」と言っても、
実際は他の予算を削って回しているだけなら、それは“見せ金”。
病院からすれば、「財布の中身は増えてないじゃん…」という話になります。
だから医師会などは、「ごまかしなしの本物の支援を!」と訴えているのです。
背景には、物価高と人手不足のダブルパンチがあります。
看護師さんも薬剤師さんも、生活費が上がって苦しいのに、給与が追いついていません。
それでも夜勤や在宅訪問など、現場を支えてくれています。
“真水”とは、その努力にちゃんと報いるための資金。
現場が持続できるようにするための「命の水」なのです。
✅② 「診療報酬改定」ってなに?――医療の値段の“ものさし”を変えること
「診療報酬改定」というのは、国が2年に1回、
「診察や手術、薬の値段」を決め直すことをいいます。
これが上がれば、病院や薬局の収入が増えて、職員の給料も上げやすくなります。
逆にこれが下がると、現場は大打撃。
パンダ君:「つまり、“診療報酬”は医療の給料表みたいなものなんだね」
ハムスターちゃん:「そうそう!もしこれが増えれば、みんなが笑顔になるの」
でも今、医療現場ではこんな声が。
- 「電気代や薬剤費が上がっても報酬が変わらない」
- 「人件費も上げたいけど、収入が増えないから無理」
- 「赤字で病院をたたむしかない」
医療の崩壊を防ぐためには、2026年度の診療報酬を大幅プラス改定にする必要があります。
つまり、医療の“ものさし”を時代に合わせて変える時期なのです。
✅③ 「医療を守る=国民を守る」――“安心のバトン”をつなぐために
医療を守ることは、病院を守ることではなく、人の命と安心を守ることです。
ハムスターちゃん:「もし、地域の病院がなくなったらどうなる?」
パンダ君:「風邪ひいても、ケガしても、行ける場所がなくなる…」
ハムスターちゃん:「そう。特にお年寄りや子どもたちは行き場がなくなっちゃう」
だから、医療を支えるお金の話は“自分ごと”なんです。
診療報酬の話はむずかしく聞こえますが、
実は「あなたの街の病院が明日も開いているか?」につながる問題なんです。
そして医師会の松本会長が言ったように、
税金(公助)・保険料(共助)・自己負担(自助)のバランスが大事。
自己負担ばかり増えると、病院に行けない人が増えてしまいます。
パンダ君:「つまり、“みんなで助け合う”仕組みが医療保険なんだね」
ハムスターちゃん:「そう!だからこそ国が“真水”で支えて、バランスを守る必要があるの」
🌱おわりに:医療を支えるのは「誰か」じゃなく「みんな」
今回のニュースは、医師や薬剤師、看護師など、
現場で頑張る人たちの「声」を代弁したものでした。
でもその根っこには、“国民の命を守る”という共通の願いがあります。
医療をお金の問題で崩壊させてはいけない。
“真水”とは、
「人の命に対して、本物の支援を惜しまない国であってほしい」
というメッセージでもあるのです。
ハムスターちゃん:「パンダ君、真水って、ただの水じゃないね」
パンダ君:「うん、“いのちをつなぐ水”だね」
📚引用元
また、本記事の引用元は以下になっております。
・タイトル:日医ら43団体が決議 25年度補正予算、26年度診療報酬改定「“真水”による大規模で抜本的な対応を」
・URL:https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=79115&ex251015e

