「みなし健診」ってなに?お金をかけずに病気を早期発見する仕組みを解説

🐼ヘルスケアとお金に関わる難しいことをシンプルに解説します

おはようございます☀️ももんがパピです。今日もヘルスケアやお金に関するニュースをわかりやすく解説して、読者の皆様方のヘルスリテラシー向上にお役に立てれば幸いです。


🌿 今日のテーマに込めた想い

みなさん、「健康診断、行かないとなぁ…」と思いつつ、
つい後回しにしていませんか?

実は私もそうなんです。忙しいと、つい「今度でいいか」と先送りしてしまう。
でも今回のニュースは、そんな“健診めんどくさい問題”を、
やさしく、現実的に解決してくれる話なんです。

2025年10月3日、株式会社Welby(ウェルビー)が大阪・貝塚市と組んで始めた「みなし健診」。
これは「すでに病院で受けた検査データを、そのまま健診として使える」という新しい仕組みです。この記事を皆さんに紹介したいと思った理由は、次の3つです。


✅① 難しい“デジタル医療の話”を、生活感のある言葉で伝えたいから

「PHR」や「データ連携」と聞くと、なんだか遠い世界の話に思えます。
でも、「通院中の検査データをそのまま使える」と聞くと、一気に身近になりますよね。


この記事では、パンダ君とハムスターちゃんの会話を通じて、
“デジタルが健康を支える仕組み”をシンプルに理解できるようにしました。


✅② 健診=「お金の節約」であることを知ってほしいから

健診は“面倒な義務”ではなく、“未来の医療費を減らす自己投資”です。
放置すれば何万円もの薬代や通院費がかかる生活習慣病も、
健診で早く見つければ防げる。


この記事では、健康=節約という視点を、データでわかりやすく示しています。


✅③ 健康を“個人の努力”から“まち全体の仕組み”へ広げたいから

「みなし健診」は、一人ひとりの検査データを“まちの健康情報”に変える仕組みです。
これは、個人の健康が地域全体の未来をつくるという発想。
データが人をつなぎ、人がまちを健康にする


そんな「やさしいデジタル医療」の形を、読者の皆さんにも感じてほしいと思いました。


また、本記事の引用元は以下になっております。

・タイトル:Welby、貝塚市と契約し「みなし健診」事業で 住民の特定健診受診率向上を推進 ~健診未受診者にも新たな受診機会を、生活習慣病の早期発見と重症化予防へ~

・URL:https://welby.jp/category/news/251003100100.html


🗓 こんなニュースをわかりやすく解説します(2025年10月3日のニュース)

2025年10月3日、株式会社Welby(ウェルビー)という会社が大阪府の貝塚市と契約を結びました。
目的は、「みなし健診」という新しい仕組みで、40歳以上の人が健康診断を受ける機会を増やすこと

つまり──
病院にいつも通っている人が、そのときの検査データを使って、
「特定健診(とくていけんしん)」を受けたことにできるようになるのです!

これ、実はすごく大事なニュースなんです。
なぜなら、生活習慣病(糖尿病・高血圧など)は早く見つけることが一番の節約だから。
病気が悪化してからだと、治療費も薬代も何倍にもなってしまいます。


🩺 「特定健診」ってなに?

🐹ハムスターちゃん:「ねぇパンダ君、特定健診ってなに?普通の健康診断と違うの?」
🐼パンダ君:「いい質問だね。特定健診っていうのはね、40〜74歳の人が受ける生活習慣病のチェックなんだ。」

血圧、血糖値、コレステロールなどを調べて、
「将来、糖尿病や心臓病になりそうか」を早めに見つけるための検査です。

でもね、みんなが受けているわけじゃないのです。
国の目標は「受診率60%」なんですが、
貝塚市ではそれを下回っているのが課題なんです。


🧠 どうして健診を受けない人がいるの?

🐼パンダ君:「理由のひとつは、“もう病院に通ってるからいいや”って思ってる人が多いんだよ」
🐹ハムスターちゃん:「あっ、なるほど。通院してるなら検査もしてるもんね」

そう。糖尿病や高血圧の人は、すでに病院で定期的に血液検査などをしています。
でも、その検査データは市の特定健診としてカウントされないんです。

つまり──
ちゃんと検査してても、「健診を受けていない人」に入ってしまう💦
それが「受診率が上がらない」原因でした。


💡 そこで登場!「みなし健診」

「みなし健診」とは、
通院中の検査結果を使って、特定健診を受けたと“みなす”仕組みです。

🐹ハムスターちゃん:「えっ!? それって、新しく健診に行かなくていいってこと?」
🐼パンダ君:「そうそう!自分の“かかりつけ医”の検査結果を市に提出すればOKなんだ!」

たとえば──
糖尿病で通院していて、3か月以内に血液検査・血圧測定などを受けていたら、
それを貝塚市に提出することで「特定健診を受けたことにできる」んです。


📦 「みなし健診」の流れ(かんたん3ステップ)

1️⃣ 案内が届く
 貝塚市から「みなし健診できますよ」という手紙と同意書が届く。

2️⃣ かかりつけ医で確認
 自分が通っている病院の検査結果をチェック。3か月以内のものが使えます。

3️⃣ 市が確認して登録!
 必要な項目が全部そろっていれば、「特定健診を受けた人」として登録されます。

これで、追加の検査に行く手間もお金もかかりません✨


🧮 お金の話:健診に行かないと、実は損!?

特定健診って、ほとんどの自治体で無料か数百円で受けられます。
でも、受けなかった結果、糖尿病や高血圧を放置してしまうと──

  • 毎月の薬代:数千円〜1万円
  • 通院回数:月1〜2回
  • 合併症になると入院費が数十万円

と、お金も体もつらい未来に…。

🐹ハムスターちゃん:「たった一枚の検査結果で“みなし健診”できるなら、やらないと損だね!」
🐼パンダ君:「うん。健康を守ることは、“将来の医療費を節約すること”なんだよ。」


🌿 Welbyってどんな会社?

Welby(ウェルビー)は、2011年からPHRサービスを提供している会社です。
PHRとは「パーソナル・ヘルス・レコード」、つまり自分の健康データを自分で管理できる仕組みのこと。

代表的なのが「Welbyマイカルテ」というスマホアプリ。
血糖値・血圧・体重などを入力して、グラフで自分の健康状態を見える化できます。
病院とアプリをつなげることで、患者と医療者の両方が健康状態を共有できるのです。

🐼パンダ君:「つまりWelbyは、“デジタルで健康を守る会社”なんだね!」
🐹ハムスターちゃん:「アプリで生活習慣病を管理できるって、未来的〜!」


🏥 貝塚市がこの仕組みを取り入れた理由

貝塚市は人口約8万人。
健康寿命をのばすことを市の大きな目標にしています。

でも現状では、

  • 特定健診の受診率が60%未満
  • 生活習慣病による医療費が増加傾向

という課題がありました。

だからこそ、健診に行かない人を「取りこぼさない」仕組みが必要だったんです。
「みなし健診」は、データを活用して効率的に市民の健康を守る方法としてピッタリ。


🔍 データで広がる未来の医療

「みなし健診」で集まったデータは、
生活習慣病の重症化予防や分析にも使えます。

たとえば──

  • 高血圧の人がどれくらい増えているか
  • どの年代が受診しにくいのか
  • 食生活や運動不足との関係

こうした情報をもとに、
市はよりピンポイントな健康アドバイスサポート事業を行えるようになります。

🐹ハムスターちゃん:「データって、ただの数字じゃなくて、“まちの未来を変えるヒント”なんだね!」
🐼パンダ君:「うん、シンプルにわかる。健康は“気づき”から始まるんだ!」


💬 まとめ:「みなし健診」は“やさしいデジタル医療”の第一歩

  • 「みなし健診」は、通院中の人も検査データで健診済みにできる仕組み
  • 健診に行かない“もったいない”をなくす
  • 医療費の無駄を減らし、生活習慣病の早期発見にもつながる
  • WelbyのPHR技術が、自治体と住民をつなぐ“架け橋”に

🐼パンダ君:「これって、未来の“デジタル保健室”みたいだね!」
🐹ハムスターちゃん:「うん!みんなの検査結果が“まちの健康”につながるなんてステキ!」


▶シンプルにわかるポイント

  • 病院の検査データ=健診データになる
  • 健診に行かなくても健康を見守れる
  • みんなで健康寿命をのばせる仕組み

この仕組みが全国に広がれば、
“健診に行かない”という選択肢がなくなる日も近いかもしれませんね✨