「アイキャッチ追加で投稿」救急搬送で家計崩壊!?“親が倒れたとき”のリアルな出費を試算してみた
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🚑「親が倒れた」そのとき、いくらかかるか考えたことありますか?
「まさか、うちの親が救急車で運ばれるなんて…」
40〜60代の“サンドイッチ世代”の多くが、そう語ります。
突然の連絡。病院からの電話。駆けつけた先に広がる、慌ただしくも不安な空気——。
けれど、本当にパニックになるのはお金の話かもしれません。
この記事では、「親が救急搬送されたら、実際いくらかかるのか?」をリアルに試算してみました。
知らなきゃ損する制度の話、見落としがちな費用、家計防衛のヒントまで、まとめてお届けします。
💸想像以上にかかる!?救急搬送から入院までの費用シミュレーション
🧾ケース:76歳の父が脳梗塞で倒れた場合
- 救急搬送 → 脳神経外科のある地域中核病院へ
- 緊急入院(ICUあり) → 7日間、その後一般病棟へ10日間
- 検査・処置 → CT、MRI、血液検査、抗凝固薬投与など
📊ざっくり試算
費目 | 概算金額(3割負担) |
---|---|
救急搬送費(自己負担0円) | 0円(公費) |
初期検査・ICU加算 | 約5万〜8万円 |
入院費(ICU含む17日間) | 約12万〜15万円 |
薬剤・処置料 | 約2万〜3万円 |
食事療養費(1食460円程度) | 約2万5000円 |
合計 | 約20万〜28万円 |
💡高額療養費制度を使えば、年金生活者なら実質負担は月約5〜6万円までに抑えられるケースもあります(後述)。
🧠たとえ話:「突然の出費」は家計の“緊急地震速報”
「冷蔵庫が突然壊れた」レベルじゃない。
「屋根が吹き飛んだ!」くらいのインパクトです。
家電なら買い替えで済みますが、親の医療はそうはいきません。
しかも、ここで終わりじゃない。退院後のリハビリ・介護・通院費が待っています。
🧾退院後にかかる“見えない出費”の正体
🏠自宅介護になった場合(要介護1〜3想定)
- 通所リハビリ:月額約1〜1.5万円(介護保険利用時)
- 福祉用具レンタル(手すり・ベッドなど):月額5000〜1万円
- 訪問介護・ヘルパー(週2回):月額1〜2万円
- 通院交通費(介護タクシーなど):月5000円〜1万円
- 医療・薬代(再診・処方):月5000円前後〜
💡介護保険と医療保険の“W負担”で、
月3〜6万円の継続支出が発生するケースも珍しくありません。
📌制度の落とし穴に注意!
✅高額療養費制度は「月をまたぐと損」
たとえば、6月28日〜7月10日まで入院した場合、6月・7月の2か月分の自己負担が発生。
→ 入院タイミングで上限額×2に!
✅介護保険サービスはすぐには使えない
要介護認定には1〜2か月かかる場合あり。その間は全額自己負担になるケースも。
👀「知らなきゃ損する!」リアルなエピソード
Aさん(50代・会社員)のケース:
「父が倒れて、最初の3週間で24万円飛びました。
でも高額療養費制度を知らなくて、還付の手続きもしていなかった…。
“そのうち通知くるのかな”と思ってたけど、申請しないと戻らないと知って青ざめました」
🛡今できるアクション:家計を守る“3つの備え”
📝1. 高額療養費制度の限度額を確認しておく
→ 市区町村のサイトで「所得区分別 上限額」を事前にチェック!
🗃2. 親の保険証・通帳・お薬手帳をまとめておく
→ 緊急時に慌てない“3点セット”。できればコピーを自分でも保管。
💳3. 介護保険証・限度額認定証の申請を早めに
→ 「入院=すぐに申請」でOK。退院後の請求に間に合います。
💬まとめ:「親のもしも」は“家計のもしも”
親が倒れることは突然訪れます。
そしてその影響は、感情だけでなく、家計にもじわじわと響いてきます。
でも、備えておけば慌てずに済む。
あなたと家族の安心のために、「制度を知る」「シミュレーションする」ことが、最初の一歩です。
🧭次の行動へ:今すぐやるべきことリスト
- 高額療養費制度の限度額をチェック
- 親の医療・介護関連書類を一か所にまとめる
- 限度額認定証の申請方法を確認
- 家計に“突発支出用”のバッファを作っておく