【2025年最新版】医療費の“先発品を選ぶと高くなる仕組み”とは？｜長期収載品と後発品（ジェネリック）の価格差アップ議論をわかりやすく解説
ももんがパピ🐼ヘルスケアとお金に関わる難しいことをシンプルに解説します
おはようございます☀️ももんがパピです。今日もヘルスケアやお金に関するニュースをわかりやすく解説して、読者の皆様方のヘルスリテラシー向上にお役に立てれば幸いです。
Contents
🩷今日のテーマに込めた想い
「薬の値段って、なんでこんなに差があるの？」
こう感じたこと、ありませんか？
スーパーで“ブランド米”と“PBの米”を選ぶように、
病院の薬にも “先発品（ブランド）”と“後発品（ジェネリック）” があります。
でも、ここはお米と違って
「じゃあ今日はブランド米が良いからそれにします〜」で済まない世界。
今回のニュースは、
「先発品を選ぶと、いくら追加で払うべきか」
これをもっと上げるべきかどうかの議論。
生活者からすると、
「え、薬って希望したら追加料金なの？？？」
と驚く話ですよね。
今日はその“追加料金の仕組み”と、
国がどう変えようとしているのか、
パンダ君＆ハムスターちゃんと一緒に、
小学生でも分かるレベルまでシンプルにお話しします。
ポチップ
✅結論（シンプル版）
先発品（長期収載品）を希望したときの“追加料金”を、もっと上げるべきかどうか議論が進んでいる。
いまは「差額の1/4」が自己負担だが、国は「1/2〜全額」に引き上げ案を提示している。
しかし
- 後発品が足りていない現場の混乱
- 患者負担が増えすぎる問題
から、医療側は慎重論。
📰2025年11月14日のニュース解説（背景）
今回の舞台は 中医協（中央社会保険医療協議会）総会。
ここで「長期収載品の選定療養」について議論されました。
■そもそも“長期収載品”とは？
先発品（特許が切れたブランド薬）。
特許が切れた後も市場に残り続けている薬を指します。
例えるなら：
🏷️ブランドの消しゴム
🆚
💡100円ショップに出てきた「同じ品質の消しゴム」
このイメージです。
■“選定療養”とは？
「患者が希望した場合だけ追加料金で選べる保険外の上乗せサービス」。
長期収載品を希望したとき、
その先発品と後発品の 価格差の一部を患者が負担 する仕組みです。
現在：
差額の1/4を患者が負担
例
後発品：100円
先発品：200円
→差額：100円
→患者負担：25円
■今回の議論ポイント
厚労省案：
差額の「1/2」「3/4」「全額」に上げるべき？
支払側（保険者）
→「いや、全額でしょ。後発品の利用が進むから」
医療側
→「いやいや、現場の負担や患者負担が増えすぎる…後発品足りてないし慎重に」
この構図です。
🔍３つの要点（生活者目線で解説）
✅① 追加料金を上げると何が起こるの？
●簡単に言うと
患者が先発品を選ぶためには、より高い追加料金が必要になる。
●背景
国は医療費の抑制と、後発品の使用促進を狙っている。
調査でも「料金が今の2倍〜4倍なら後発品に切り替える」と回答する人が多数。
●なぜ大切？
生活者にとっては“薬代の家計インパクト”が変わる。
お財布に優しい方へ誘導される仕組みになる。
例：
パンダ君が「追加で100円ならブランド薬にするけど、400円ならジェネリックでいいや〜」となる感じです。
✅② 医療現場からは「ちょっと待ってくれ」の声
●簡単に言うと
後発品の在庫不足 が続いており、そもそも選べない状況。
●背景
2021年頃から後発品メーカーの不祥事→生産停止→供給不安が長期化。
薬局：「ジェネリックないので先発で出します」
患者：「え、追加料金かかるの？」
薬剤師：「いや今回は在庫不足なのでかかりません…」
現場が混乱しやすい。
●なぜ大切？
制度は“供給が安定している”ことが前提。
それが揺らぐと、患者も薬局も医師も疲弊する。
✅③ 患者負担が“どれだけ増えるか”は要チェック
●簡単に言うと
差額1/2 → 今の 2倍の自己負担
差額全額 → 今の 4倍の自己負担
●背景
中には「1万円以上の負担ケース」も発生していたとの調査。
●なぜ大切？
家計にも直撃し、
高齢者や慢性疾患の人ほど負担が重くなる。
生活者は「どの薬を選ぶか」をより慎重に判断する必要がある。
🐼パンダ君＆🐹ハムスターちゃんの会話で理解する選定療養
🐼パンダ君
「ねえハムちゃん、薬ってなんで“追加料金”がかかるの？」
🐹ハムスターちゃん
「ブランドの消しゴムを買うとちょっとお高いみたいに、薬も先発品は高いのよ〜。
後発品は値段が安くて、国はそっちを使ってねって言ってるの」
🐼
「でもパンダはブランド好き…」
🐹
「だから追加料金がついてるのよ。いまは差額の1/4だけど、国は“半分〜全部払ってね”って言い始めたの。」
🐼
「全部！？全部払うって、パンダの竹代が吹き飛ぶよ！」
🐹
「現場は“ジェネリックが足りてないときにそんなの無理！”って言ってるの。
患者さんも、薬剤師さんも、説明でクタクタなのよ」
🐼
「竹が足りないときに“竹高いけど買ってね”って言われる感じか…」
🐹
「そう、それ。だから慎重に決める必要があるのよ！」
🏥制度の仕組みをシンプルに整理
■長期収載品（先発品）
- 元々は特許付きブランド薬
- 今は後発品と同じ成分
- でも価格は高め
■後発品（ジェネリック）
- 成分同じ
- 品質は国がチェック
- 値段は安い
- 現在は供給不安が続く
■選定療養の仕組み
- 患者が先発品を“希望した場合のみ”追加料金
- 医療上必要な場合は対象外
- 例：後発品の在庫不足 → 追加料金なし
🧠今日のテーマまとめ
- 国は“後発品の利用促進”を強力に進めたい
- そのために先発品の追加料金を上げる案を提示
- 「1/2〜全額」にするか議論が白熱
- しかし現場は供給不安でクタクタ
- 患者負担も大きく増える可能性
- “安定供給”が大前提という意見が多い
🚶未来につながる生活者の行動ポイント
- 薬をもらうとき、先発・後発の違いを聞いてみる
- 追加費用がかかるか事前に確認する
- 慢性疾患の人は特に、毎月の薬代を把握する
- 薬剤師さんに“在庫状況”を相談してみる
- 無理に先発を選ぶ必要はない。安全性はどちらも確保されている
📘引用元
また、本記事の引用元は以下になっております。
・タイトル：中医協総会 長期収載品の選定療養、患者負担引上げで支払側「価格差の全額を」
・URL： https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=79304&ex251117e
❓FAQ（検索用構造化データにも有利）
Q1. 長期収載品と後発品は品質が違うの？
A：品質は国の厳しい基準でチェックされており、基本的に同等。効果も同じです。
Q2. 追加料金は必ずかかるの？
A：患者希望の場合のみ。
医療上“必要”と判断された場合や在庫不足時にはかかりません。
Q3. 追加料金が上がるとどうなる？
A：先発品の利用が減り、医療費全体の抑制が期待されます。
ただし、患者の自己負担は増えます。
