病院の“時間外加算”って何?
Contents
🟠「え、数分の差でこんなに高くなるの!?」と思ったこと、ありませんか?
仕事終わりに急いで病院へ。でも受付時間を7分すぎていたことで、医療費が500円以上高くなった…。
「え?なにそれ!」「急いで来たのに損した気分」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、「時間外加算」というルールに基づいた正当な請求なのですが、
知っておかないと「なんで!?」と感じる人が多い仕組みなんです。
今回は、40〜60代の“働き盛り&親も心配”な世代に向けて、
時間外加算の仕組みと、お金がムダにならないための知恵をわかりやすくご紹介します。
🧾時間外加算とは?
→ 診療報酬に組み込まれた「時間帯ルール」
病院の料金は、「診療報酬」という点数制度で決められています。
この中で、通常の診療時間外(例:18:00以降や土日祝)に診察を受けると、
追加で数百円〜1,000円弱の加算が取られる仕組みがあるのです。
区分 | 時間 | 加算額(例) |
---|---|---|
通常診療 | 平日9〜18時 | 基本料金 |
時間外加算 | 平日18〜22時等 | 約500円前後 |
深夜加算 | 22時以降 | 約1,000円以上 |
休日加算 | 土日祝 | 約800円〜1,200円 |
※医院の種別(病院・診療所)、地域や診療科により多少異なります。
⏱「7分遅れ」でも時間外加算になるの?
→ 受付時間を1分でも過ぎると、対象になることも!
はい、本当にあります。
たとえば「診療時間は18:00まで」なのに、受付を18:07に済ませた場合、
“時間外扱い”で加算される可能性が高いです。
病院やクリニック側も、レセプト(診療報酬明細書)を正しく作成するため、
システムで自動的に「何時の受付か」が記録され、機械的に加算処理されてしまうのです。
🐿たとえ話:もし病院が「動物病院」だったら?
ハムスターのハムたく君が、夕方の6時ギリギリに駆け込んで診てもらいました。
でも診察券を出したのが6時7分。
先生:「時間外加算で600円プラスになります〜」
ハムたく:「えっ、7分で600円!?ハムスターのエサ、何袋買えると思ってるの!?」
…なんて、小動物でも怒りたくなる金額かもしれません。
⚠️注意!「予約時間」ではなく「受付時間」が基準
「17:50の予約だったのに、呼ばれたのは18:10。なのに時間外加算された…」
そんな声もありますが、ここでの判断基準は“受付時間”です。
つまり、診療が何時に始まったかではなく、受付処理がいつ行われたかがカギ。
これは病院のレセプト業務が“受付時間ベース”で処理されているからです。
💰なぜこんな加算があるの?
→ 職員手当・体制確保のため
この加算、病院の「お金もうけ」のように見えて実はそうでもありません。
時間外・夜間・休日に医師・看護師・スタッフを確保するのは、
追加の人件費や交代制勤務の手当が必要になるからです。
時間外加算は、それらの運営コストをカバーするための制度的裏付けでもあるのです。
📝知らなきゃ損する!リアルな事例
Aさん(48歳・会社員・父親が通院中)のケース:
仕事を早退し、父の内科受診に同行。到着は17:58。受付は小さな混雑で18:05に。
→ 時間外加算が発生し、通常より+540円の自己負担に。
Aさん:「5分の差で500円…。ちょっと悔しい。でも制度と知って納得しました」
✅知っておきたい行動ポイント
- 📌 ギリギリより10分早く到着を心がける
- 📌 予約時間ではなく「受付時間」を意識する
- 📌 時間外受診が避けられないときは、あらかじめ加算を覚悟しておく
- 📌 かかりつけ医と事前に相談し、オンラインや電話診療の可否も確認を
🟢締めのひと言|「知っていれば防げた出費」もある
“たった数分の差で損をした気分”…でも、それも制度を知っていれば納得できます。
医療とお金の関係は、「感情」よりも「ルール」の世界。
でも、ルールを知ることは、あなたと家族の無駄な出費を減らす第一歩です。
今日からは、「何時に受付したか?」を意識してみてください。
それだけで、家計のムダをひとつアボイドできますよ。