医療費のナゾが解ける!診療報酬の仕組みと節約ポイントをわかりやすく解説薬価とはいったいなんなんだろう


🏥 そもそも「診療報酬」って何?

診療報酬とは、病院や薬局が医療サービスを提供したときに、国(保険者)から受け取る“対価”のことです。いわば、医療の“メニュー表”みたいなもの。

🍜たとえばラーメン屋で考えてみましょう

  • ラーメン1杯=700円
  • トッピング卵=100円
  • 替え玉=150円

これが「診療報酬点数表」で言う“メニュー表”です。
病院も、「初診料」「血液検査」「薬の処方」など、それぞれに点数という名の“値段”が付いています。


📊「点数」と「お金」の関係

診療報酬は、1点=10円で換算されます。

たとえば:

  • 診察(初診料):288点 → 2880円
  • 血液検査(2種類):400点 → 4000円
  • 処方箋料:68点 → 680円
    ➡️ 合計:約7560円

でも、これ全部を自分で払うわけではありません。
日本は「公的医療保険制度」があるので、

  • 自己負担は原則3割(子どもは2割、75歳以上は1割〜3割)

つまり、7560円の3割 → 約2268円をあなたが支払います。


💊 薬局も同じ「点数制」

薬局でお薬をもらうときも、「調剤報酬」と呼ばれる点数制度で動いています。

例:血圧の薬をもらう場合

内容点数金額(1点=10円)
調剤基本料41点410円
薬剤服用歴管理指導料57点570円
後発医薬品体制加算(※)18点180円
調剤料(1剤)70点700円
合計186点1860円(自己負担約560円)

※後発医薬品体制加算:ジェネリック医薬品の取り扱い体制に応じて加算される点数です。


📅 毎月通うとどうなるの?「定期通院と診療報酬」

✅ 同じ診療でも、毎月費用がかかる理由

  • 毎月「再診料(約73点=730円)」がかかる
  • 血液検査や検尿があると、その都度加算される
  • 薬の量が変わったり、新しい薬が追加されればその分も反映

🧮 たとえば慢性疾患(高血圧+糖尿病)の場合の月例

項目点数金額
再診料73点730円
血液検査2項目200点2000円
処方箋料68点680円
合計341点3410円
➡️ 3割負担で 約1023円

※ここに薬局での調剤費も加わるので、実際の支払額は月2000〜3000円前後が目安です。


⚠️ 「知らなきゃ損!」なポイント

❗「説明してくれる=点数加算」されることも

「今日はお薬の使い方をご説明しますね~」
→ それが服薬指導料(例:57点)として計上されている場合も。

💬たとえば:「またこれ取られるのか…」と感じる方もいるでしょう。
しかし、薬の併用や副作用を未然に防ぐ役割もあるので、ムダとは限りません。


🐰たとえ話|診療報酬は「医療のガチャガチャ」

お医者さんや薬剤師さんの行動1つ1つが、ガチャのカプセルみたいに点数が付いています。
でもガチャは1回100円じゃなくて、保険が7割払ってくれる“補助つきガチャ”です。

とはいえ、必要ないガチャを毎月まわされていたら損ですよね。
なので、自分の治療が「なぜ行われているか」を遠慮せずに確認することが大切です。


🧘‍♀️最後に|行動につながる一言

  • 「その点数って何のためですか?」と聞いてOK
  • 「検査の頻度は必要ですか?」と聞くのもアリ
  • 可能なら「ジェネリック希望」と伝えてみましょう

知らないまま“なんとなく払う”のではなく、
納得して、医療とお金に向き合うことが、未来の安心につながります