医療用医薬品の“逆ザヤ問題”が加速|なぜ輸送費だけで赤字?生活者に関係するポイントを徹底解説


🐼ヘルスケアとお金に関わる難しいことをシンプルに解説します

おはようございます☀️ももんがパピです。
今日もヘルスケアやお金に関するニュースをわかりやすく解説して、読者の皆様方のヘルスリテラシー向上にお役に立てれば幸いです。


🩷今日のテーマに込めた想い

「逆ザヤ」とか「調整幅」とか、名前は固いのに、中身は私たちの家計と医療に直結する大事な話です。

例えば、
100円で買ってもらうはずの物を、110円かけて運んで作って届けている
──こんな状態が続いたら、どんな会社でも倒れますよね。

今日取り上げる「逆ザヤ問題」もまさにこれ。
薬が安くて助かる…だけじゃなく、
“安すぎて赤字で作れません”
そんな現場の悲鳴が、医療の安全や供給に直接つながっているのです。

小学生でもわかるように、そして大人も「なるほど」と膝を打つように、パンダ君🐼とハムスターちゃん🐹にも登場してもらいながら、今日もやさしく、シンプルに解説します。


✅①逆ザヤとは何か?

●簡単に言うと…

仕入れる値段(原価や運ぶコスト)が、売る値段(薬価)より高くなってしまう状態。

●なぜ起きている?

・原材料の価格が上がっている
・電気代や人件費が上がっている
・水物(精製水など)は輸送費がめちゃくちゃ高くなっている
・薬自体の値段は昔のまま(安すぎ)

特に「医療用精製水」など“重いだけで利益にならない”医薬品が逆ザヤ地獄に巻き込まれています。

●なぜ読者に大切?

逆ザヤが続くと、
・供給停止
・欠品
・医療現場の混乱
・患者さんの治療が遅れる

家でいうと、
「毎日100円赤字の定食屋を続けている」
みたいなもの。
それ、いつか閉店しちゃいます…。


✅②調整幅2%問題

●簡単に言うと…

薬の流通を安定させるために、
薬価に“+2%”を載せて良いよ
というルール。

でもこれ、2000年度からずっと固定。物価上昇ゼロ時代の値。

●なぜ議論が起きた?

・2025年の今は物流費も人件費も爆上がり
・“一律2%”で耐えられる時代ではない
・薬によって負担は違うのに、全部2%はおかしくない?

支払側は

「カテゴリー別に変えたら?」
と主張。

診療側は

「むしろ2%では足りない」
と反論。

完全に噛み合っていません。

●なぜ読者に大切?

調整幅が適正でないと、
→ 逆ザヤがさらに悪化
→ 薬の供給が不安定に
→ クリニックや薬局の経営にも影響

まさに医療の土台の話です。


✅③中間年改定はどうなる?

●簡単に言うと…

診療報酬改定がない年でも、
薬価だけ改定する “中間年改定” をやるかどうかの議論。

●なぜ揉める?

支払側:

「薬価差が出ているなら粛々とやるべき」

診療側:

「物価高騰・賃金上昇の中で、値下げだけするのは危険」

●なぜ読者に大切?

もし中間年改定で薬価が下がれば、
→ 患者側の負担は下がる(良い)
→ でも逆ザヤが加速し供給不安(危険)

まさに “安くするほどリスクが上がる” 状態。


こんなニュースをわかりやすく解説します

2025年11月20日


## 結論

逆ザヤや調整幅の問題は
👉 薬が安くて助かる“だけ”では済まない
👉 医療の安全・供給の安定に直結する超重要テーマ

さらに、
👉 調整幅2%はもはや時代に合わない
👉 中間年改定も慎重な判断が必要

というのが結論です。


## ニュース解説(問題の背景)

今回の中医協では、
・逆ザヤ
・低薬価品の下支え
・調整幅2%問題
・中間年改定
と、医薬品流通の根っこにある課題が一気に議論されました。

●逆ザヤの主な原因

  1. 原材料の価格上昇
  2. 電気代・人件費の上昇
  3. 輸送費(特に水物)の高騰
  4. ジェネリック品の薬価が低すぎる

特に精製水など“重いだけで利益が出ない薬”は深刻です。


## 生活者目線のわかりやすい例

例えばあなたが、

「重い水を箱買いして、車で全国に配達する仕事」

をしていたとします。

・ガソリン代上がる
・人件費上がる
・トラックの維持費も上がる

でも「水の売値」は
20年前のままの低価格

毎日赤字。
これが逆ザヤです。

しかも医薬品だから、配達を止めるわけにもいかない。
→ 製薬企業が泣きながら作り続けている薬も多い。

これ、普通に“生活者の医療安全”を揺るがします。


## パンダ君🐼とハムスターちゃん🐹の会話

🐹「パンダ君、逆ザヤってそんなに危ないの?」
🐼「うん。作れば作るほど赤字の薬が増えちゃうんだよ」
🐹「赤字なのに作るの?」
🐼「医薬品だから止めたら困る人が出るでしょ?」
🐹「そっか…じゃあ薬が届かなくなるかもしれないってこと?」
🐼「そう。だから低薬価品は下支えが必要って話になるんだ」
🐹「調整幅って2%なんだよね?」
🐼「そう。でも20年以上そのまま。“2%の呪い”って呼びたくなるレベル」
🐹「いまは物価が上がってるから…2%じゃ無理だよね」
🐼「そう。だから議論が必要なんだよ」
🐹「私たちの医療って、そういう裏側でなんとか保ってるんだね…」
🐼「ほんとにね。安けりゃいいって話じゃないんだ」


## 医療とお金の仕組み(制度)

●逆ザヤの放置 → 安定供給の崩壊

製薬会社は「薬価>コスト」で初めて医薬品を作れます。
逆ザヤが続くと、
・生産中止
・出荷制限
・慢性的な欠品

こういった問題が起きます。

●調整幅2%のアップデートは必須

物価が上がる時代に「一律2%」は現実的ではありません。

・剤型別
・投与経路別
・カテゴリー別
に調整幅を変える検討が必要。

●中間年改定は“国民負担だけ”で語れない

確かに薬価が下がると家計は助かる。
でも
👉 逆ザヤ加速 → 供給不安 → 医療崩壊リスク
という側面もあります。


## 今日のテーマまとめ

・逆ザヤは「赤字で医薬品を作っている状態」
・低薬価品(特に水物)は大打撃
・調整幅2%は20年前から更新されていない
・中間年改定も、物価高騰の今 “安さだけ”で判断すべきではない
・医療の裏側には「安定供給を守るコスト」がある


## 未来につながる行動ポイント

・医療ニュースを「制度の仕組み」で理解しておく
・薬価=国民負担だけでなく「供給の安定」も見る
・安い薬ほど逆ザヤに苦しむことを知る
・医療経済の議論に関心を持つ

私たちの医療は、
安さと安全のバランスの上に成り立っている
──これを知るだけで、医療を見る視点が変わります。

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📚引用元

また、本記事の引用元は以下になっております。
・タイトル:中医協薬価専門部会 逆ザヤ問題
・URL:https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=79331